「レイアウトグリッド」とは,InDesign の編集画面上に表示される原稿用紙のようなマス目で, 文字や図表の配置の目安にするものです。 標準設定では画面上で薄い緑色のでマス目が表示されますが, 特別に指定しなければ印刷されることはなく, クリックしても位置やサイズが変更されることはありません。
また,実際に文字が配置されるのは後述する「フレームグリッド」であり, 「レイアウトグリッド」はこれとは違うものであることに注意する必要があります。 フレームグリッドとレイアウトグリッドは基本的には独立ですが, フレームグリッドを移動したり拡大/縮小したときに, レイアウトグリッドになるべく揃えようとする動作をするようです。 この機能は見た目を整えるために効果的です。
[レイアウト]→[レイアウトグリッドの設定...]から,
組方向:横組み
フォント:小塚明朝+Times
サイズ:13Q
フォント:小塚明朝+Times
文字垂直比率:100%
文字水平比率:100%
字間:0H
行間:8H
行文字数:25
行数:49
段数:2
段間:10 mm
グリッド開始位置:天/小口
天:21 mm
小口:19 mm
としておきます。
「ストーリー」はテキストを「フレーム」に流し込むときに使われます。 以下のように定義しておきます。
[書式]→[ストーリー]からストーリーパレットを表示し,
組方向:横組
フレームの種類:フレームグリッド
フレームを作成する前に,あるいは既にフレームが存在する場合にはフレームの余白をクリックして, どのフレームも選択されていない状態にしてから,以下の操作を行えば, 「ドキュメントデフォルトのフレームグリッド」のフォーマットを定義できます。
[オブジェクト]→[フレームグリッド設定...]からフレームグリッド設定のダイアログを表示し,
グリッド書式属性
フォント:小塚明朝+Times
サイズ:13Q
文字垂直比率:100%
文字水平比率:100%
字間:0H
行間:8H
揃えオプション
行揃え:左/上揃え均等配置
グリッド揃え:仮想ボディの中央
文字揃え:仮想ボディの中央
表示オプション
文字数:下
サイズ:13Q
行と段組
段数:2 mm
段間:10 mm
としておきます。
文字を流し込むためのフレームグリッドを新しく作成するには, [ウィンドウ]→[ツール]を選択すると表示される「ツールパネル」から 「横組みグリッドツール」を選択し,編集画面上で必要な範囲をドラッグします。
2006年度責任編集者:井田 隆
2007年04月02日