Figure 6
Si の有効回折粒子数
neff
と
sinθ
の積(白丸)と,既知の有効反射多重度
meff
(破線で結んだ点)
⇐ このグラフが重要です。
「粉末試料を使って観測された強度のばらつき」から
neff sinθ
を計算するときに,結晶構造に関する知識はまったく使っていないことに注意してください。
それにも関わらず,
neff sinθ
は,結晶学的な対称性(ラウエ対称)で決まる反射多重度
meff
の値が示す挙動と高い類似性を示しています。
このグラフから「確かに粒子統計が評価できているらしい」ということがわかります。
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