名工大 / セラ研 / 解析システム研究グループ /
高エネルギー加速器研究機構・放射光研究施設(通称フォトンファクトリー)における、解析システム研究グループの放射光粉末回折研究について紹介します。
世界初の多連装計数装置を備えた放射光粉末回折計
世界初の多連装計数装置を備えた放射光粉末回折計 (MDS) を製作し, つくばのシンクロトロン軌道放射光施設 (PF) の 粉末回折実験ステーション(ビームライン BL-4B2)に設置しています。
全体の模式図
モノクロメータ部 |
集光ミラー部と制御系 |
実験ハッチとその周辺 |
回折計制御部と計数回路部 |
世界最高の分解能をもつ長尺平行スリット |
Ge(111) 平板結晶アナライザー |
1994年 | 多連装計数装置を備えた高分解能粉末回折計の開発 [科学研究費一般研究(A)1994年~1996年度] |
1995年 | ビームラインBL-4B2の建設協力 旧ビームラインBL-4Bのタンデム化 モノクロメータの改良および集光ミラーの設置 |
1995, 1996年度 | 共同開発研究の実施 アナライザーの高性能化 運用上における分解能・強度の最適化 |
1998~2000年度 | S1課題:98S001「高分解能放射光粉末回折による結晶構造解析法の開発研究」の実施 |
2001~2002年度 | G課題:2001G188「粉末回折によるメゾスコピック領域の構造解析法に関する研究」の実施 |
2003~2004年度 | G課題:2003G029「軌道放射光粉末回折ピーク形状分析による微細構造特性評価」の実施 |
2005~2006年度 | G課題:2005G018「検出器多連装型高分解能軌道放射光粉末回折計による微構造の評価」の実施 |