[受講申込(締切:2011年6月30日)]
【概 要】 エネルギー資源の有効利用は、化石燃料の枯渇など地域性の影響を受けた経済的な問題だけではなく、温室効果ガス排出量の削減による地球環境保護にも直接結びつく人類共通の重要課題となっています。このために新しい電池材料、パワー素子、圧電材料、熱電材料、触媒など、より優れた機能性材料の開発が求められていますが、さらに一般的に、工業的な材料の製造プロセスを効率化するための材料設計と評価の手法の高度化が必要不可欠なものになっています。本講座では、セラミックス基盤工学研究センターのスタッフを中心とした講師陣が、主にエネルギー変換セラミックス材料の設計と評価に関する最新の科学と技術について講義を行います。
当講座の講師陣は、学内外の講義・講演会を担当するのみならず、いずれも産学連携や特定プロジェクトに積極的に参加して、豊富な行動研究経験を持っています。この講座に参加することにより、参加者各位の興味ある分野のみならず未知の分野に関しての理解を深め、材料科学の最先端の情報を得ることができます。この機会に公開講座に参加して、技術と学理を深められることをお勧めします。
【日 時】 平成 23 年 7 月 7 日, 14 日, 21 日, 28 日, 8 月 4 日の各木曜日 18:00 〜 20:00、計 5 回開講
【実施場所】 セラミックス基盤工学研究センター(クリスタルプラザ多治見/駅前地区)講義室 (多治見市本町3丁目101-1)
【募集人数】 40 名
【講習料】 6,000 円 (計 5 回分)
【日程、講義名、講師】
第1回 | 7月7日(木) | 粉末X線回折による結晶粒径評価 | 井田 隆 | 名古屋工業大学 セラミックス基盤工学研究センター 准教授 |
第2回 | 7月14日(木) | 結晶中のリチウムの拡散機構、そして植物における水の分解と酸素放出の理解への道程 | 石澤 伸夫 | 名古屋工業大学 セラミックス基盤工学研究センター 教授 |
第3回 | 7月21日(木) | 自動車用触媒における希少金属とナノ材料 | 小澤 正邦 | 名古屋工業大学 セラミックス基盤工学研究センター 教授 |
第4回 | 7月28日(木) | 自動車排ガス浄化触媒の基礎と最近の動向 | 羽田 政明 | 名古屋工業大学 セラミックス基盤工学研究センター 准教授 | 第5回 | 8月4日(木) | RIETAN-FPとVESTAを通じて学ぶ結晶学 | 泉 富士夫 | 名古屋工業大学 セラミックス基盤工学研究センター 客員教授、NIMS |
[2011年秋(11月)の公開講座 環境調和する新しいセラミックス]
(担当:井田 隆)
作成:2011年9月21日